Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

俺はなるぞ!世界一に!たとえソフトウェア・エンジニアリングの小さな領域でも。

心のどこかで諦めていた。

ソフトウェアエンジニアとして、一流にはなれないんだろうなあ、って。


言い訳はいくつもあった。

24歳でプログラミングを始めたし、とか、

Cは書けないし、とか、

大学でアルゴリズムとか学んでないし、とか、

いくら新しいことを習得しても、結局お遊び以上に使う機会なんてないし、とか。


それでも、諦め切れない気持ちもどこかにあった。


ふと思った。

プログラミングを始めて今で8年。

技術書を読まない日なんて、365日中2,3日あるかどうかで生きてきた。

もちろん業務外の時間で。


コードだって、全然家でも書いてる。


もし、これを60歳ちょいまで続けたとしたら、

あと30年もある。


8年でこの実力だから、天賦の才能がないのは自覚してるけど、

もし30年同じように続けられれば、

60歳のころには、一廉の人物になれる可能性あるんじゃないかって。

そう思ったんだ。


才能がなくても、僕はソフトウェアエンジニアリングが好きだ。

やめられないんだよ。

つまんなく仕事をするタイプのマネージャにもでもなって、

日本式に埋もれていけば楽なんだろうな、

なんて想像しつつも、

もっともっとソフトウェアエンジニアリングについて知ろうとしてしまうし、

知ったらそれを使ってなんか作ってる。


だからもう迷いは捨てて、僕は学び続けることに決めた。

学び続けることだけは、続けていく自信がある。

だって好きだから。

今までもやれてきたから。


離婚してどうしようもなく落ち込んでも、

なぜか技術書は読んでたし、コードを書いた。

今、息子ができてどうしようもなくかわいく思うけど、

なぜかblogを書いてて、アプリを作ってる。


どこまでいけるかわからないけど、

目指すは60過ぎて技術インタビューされるおじいちゃん。

孫にEmacsの手さばきを見せてるような。

そのためには、どこかの分野で世界一になる。


なんでも一番になれば、認められるもんだ。

一番スト2がうまければ、プロゲーマーだ。

一番制服に詳しければ、本を出せる。

一番セコイ買い物の仕方をしてれば、流通アドバイザーになれる。

他人から見て、どんなにつまらないようなことでも、

それで一番であれば、仕事になるんだ。


僕がソフトウェアエンジニアリングが好きで好きでたまらなくて、

人生における仕事の時間をそれに費やしたいなら、

何かで一番になるしかない。


肉体に限界はあるけど、精神に限界はない。

たとえ老いて歩みが遅くなっても、止まるわけじゃない。

死ぬまでにどこまでいけるか。

ワクワクする。