人はみんな仕事において「こうしたい(したくない)」というものがある。
ソフトウェア業界であれば、設計がしたいとか、仕様をコードに変えるだけなのは嫌だとか。
メンバーのそういう感情は、管理する立場であればとても大切にしなくちゃダメだ。
感情には理由があるからだ。
と同時に、それは何でもわがままを聞いてやれってことじゃない。
1つ明確な基準がある。
その「こうしたい(したくない)」のために、行動しているかってことだ。
行動の質は関係ない。行動の量があるかってことだ。
たとえば設計をやりたいから勉強していても、実戦経験はないからその勉強は質の高いものではないかもしれない。効率のよいものではないかもしれない。
でもそれは関係ない。「設計をする」という目的のために考えた行動であれば、そしてその量が多ければそれでいい。
何でも行動すればいいものではないし、量が少なくてもダメだ。
スポーツと同じで、量がなければフォームが固まらないから。
どんな職業でも、業務時間中にすべてを学べるところは少ない。
美容師さんは営業が終わってからカットの練習をするし、たとえ見習いであってもハサミは自分で買ってる。
よく知らないけど、ハサミは全部で10万円を超えるらしい。
少しは身銭を切らないといけないこともある。
少しは自分の時間を削らないといけないこともある。
極論で考えちゃダメだ。何でも身銭を切れってことじゃない。プライベートを捨てろってことでもない。
願望と行動には越えられない壁がある。
言葉だけの人と、行動している人のどちらにそのチャンスが来るかは明らかだ。
時間がない人は、少ない時間でも毎日時間を作るんだ。
楽しいと思えることをするんだ。
楽しければ自分の時間を使っても、「なんで仕事のためにプライベートを使わなきゃいけないんだ」なんて思わないから。
そして、行動を最大化するには、アウトプットするんだ。
チームでも、プロジェクトでも、コミュニティでも、ブログでも何でもいい。
行動していることを「証明」するんだ。