僕は年2、3冊洋書の技術書を読む程度なので、読むのが速いわけではないんですが。
洋書に対してアレルギーはないです。
洋書の翻訳はどうしても売り上げの問題で、有名な本か初歩の本しか対象になりません。
そして翻訳には期間がどうしてもかかり、その間にさらにいい本が洋書で出たりしてしまいます。
なので、エンジニアはどうしても洋書の技術書に行き着きます。
でも「読みたいけど英語ムリだし」と躊躇してる人も多いと思います。
はっきりいって、学校の英語とはまったく違います。
だって、単語とか熟語を覚える必要ないんです。
そんなのDictionary.appで調べたらすぐです(英辞郎でも)。
洋書を読むために、英会話スクールに行ったりTOEICの勉強したりする必要はありません。
英語を「読む」ことと「話す・聞く」ことはまったく違う技能だと思います。
僕は英語は話せませんから。
ただ、実際に洋書を読んでいて、この2つの知識は必要だと感じました。
- 5文型
- 関係代名詞
聞いたことありますよね?
5文型
文型は文の意味の概要を知るために必要なんです。文型は文の骨格です。
技術書の英語は小説とは違うので、論理的であるため文型がしっかりしてます。
別に第1がSVで、とか覚えなくていいんで、しっかり5種類の「型」を理解して、文の概要をとらえないと、何をいっている文なのかわからなくなってしまいます。
特に第5文型の形はよく出てくるので、しっかり意識する必要があります。
関係代名詞
すべての文が5文型のどれかに当てはまるんですが、読んでいて混乱の元が関係代名詞です。
つまり、5文型の文に関係代名詞がかぶさっていることが多いんです。
これを知らないと、文型がわからず意味の概要もとれなくなります。
5文型だけの短い文はそうそうありません。
必ず関係代名詞がからんで2、3行の文になります。
なので必須の知識といえます。
洋書にチャレンジしたいという人は、「実際の洋書の文を見ながら」文型と関係代名詞を確認して、補助的に文法のテキストを使っていけばいいです。
全ページやる必要もありませんし、最初の1章分も練習すれば十分です。あとは難しい文が出てきたときにその都度やればいいと思います。
あと、「先に英語を勉強してからではなく」洋書を読むことと文法の知識を深めることを同時に進めていきましょう。
英語を勉強してから、だと一生洋書にチャレンジできないような感じになっちゃうので。