PMの話だけでなくIT企業の人事問題を的確に捉えてる。
IT業界における技術の変化は非常に早く、同じ技術を使って同じ仕事をしていては、いずれ給与に見合う価値を発揮できなくなってしまいます。しかし、全員が新しい技術にキャッチアップし続けられるわけではありません。
IT企業を襲う「優秀なプロマネ不足」の打開策 − @IT自分戦略研究所
エンジニアでないエンジニアの発生原因と言える。
スキルが不十分なメンバーがいれば、誰かがそのフォローをしなければなりません。誰かとは通常、プロジェクトの中で高いスキルを持つITエンジニアでしょう。
フォローの対象はメンバーに限りません。プロジェクトマネージャの力量が不足している場合にも、顧客との折衝から雑務まで、多くの業務が高スキルエンジニアに集中します。しかし力量不足のプロジェクトマネージャは、このITエンジニアのスキルも貢献度も、適切に評価できません。
激務に見合う評価や処遇が与えられず、さらなるスキル向上の機会も奪われた高スキルエンジニアは、モチベーションを下げていき、最後には退職に至ります。
IT企業を襲う「優秀なプロマネ不足」の打開策 − @IT自分戦略研究所
優秀な人が火消しにしか使われないSIerの現実。
個人の保有スキルの価値を評価し、処遇につなげていくことで、より高いスキルの習得を動機づけることが重要です。
処遇とは、金銭的な報酬だけを指すのではありません。スキルを高められる仕事を与える、好きな技術に携われる自由を与える、コミュニティ活動への参加を支援するなど、幅広い手段を検討すべきでしょう。
IT企業を襲う「優秀なプロマネ不足」の打開策 − @IT自分戦略研究所
お金じゃないんだよ。ただエンジニアを楽しみたいだけなんだ。
個人能力の蓄積・発揮と、チームへの貢献行動をバランス良く評価し、処遇に反映させることが必要でしょう。
IT企業を襲う「優秀なプロマネ不足」の打開策 − @IT自分戦略研究所
もちろん技術力がすべてじゃない。「貢献」こそが人を評価する基準であると。