Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

マネジメント > 技術じゃないよね

JUDEで有名なチェンジビジョンの平鍋さんがこう書いている。

オブジェクト指向やテスト技法をはじめとするソフトウェア工学の知識とスキルは、ソフトウェア開発に携わる人には絶対必要なもので、その上で、プロジェクトマネジメント手法としてのアジャイルがある。

ということは、もういちどちゃんと言っておこう。そう思った動機は、James Shore の「Art of Agile Development」を訳したこと。そして、それはXPの本だったこと。ここ3年くらいXPという言葉はAgile界では下火になっていて、AgileといえばScrumという風潮だったのが、「エンジニアリングの無いScrumは所詮うまく行かない」、というJames Shoreの当然な一撃があった。

ソフトウェア設計で大切なこと(1/2):An Agile Way:ITmedia オルタナティブ・ブログ

すごく納得した。


僕も何度か自分の考えを書いてるけど、技術はソフトウェア開発、システム開発における必須のベース、土台、基礎であり、
これがなければ業務知識だろうがマネジメントだろうがすべてが無に帰す。


これは飛びぬけた技術力を持たなければならないという意味ではなく、技術を概念として理解しているかということだ。


僕自身もうすぐ30歳を迎えるけれど、24歳で就職してからの20代、全然たいした技術力はないけど本当に技術を勉強してきてよかったと思ってる。
これからたとえ業務SEやPMになろうともし思ったとしても、このベースが僕を助けてくれるとわかっているから。
もちろんこれから新しい技術はたくさん出てくるだろうけど、それを理解するくらい手を動かせる。


マネジメント > 技術ではなくマネジメント == 技術。
地位の高低はない。