Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

僕は「稼動を上げてほしい」という指示が死ぬほど嫌いだ

僕は「稼動を上げてほしい」という指示が死ぬほど嫌いだ。
極めて個人的な意見だけど。
「稼動」という単語が差別的とかそういう意味でもなくて。


「稼動を上げてほしい」というのは仕事上の指示として絶対にありえないと考えてるから。


作業が多く、結果的に(一定期間での)稼動が上がっている「状態」というのはありえる。
そのコンテキストなら何の違和感もない。


でも「稼動を上げる」という「動詞」での指示は絶対にありえない。


たとえば急を要するものなら「この作業を3日後までに完了させてほしい」というのが、作業指示のはずだ。
それが工数管理のはずだ。
それがスケジュールのはずだ。


その結果として稼動が上がってしまうということだ。


僕が個人的に体験してきた経験論でしかないけど、マネージャが「稼動を上げてほしい」という指示を出すとき、プロジェクトにスケジュールはない。タスク一覧もない。

何をいつまでにすればいいかマネジメント層はまったくわかっていないんだ。
# ここでのマネジメント層はプロパーを想定している。


そして、マネジメント層はこの状況をすごく怖がっているから、とにかくできるだけ前倒ししたくて、そういう指示を出す。

死ぬほど嫌いな理由は、そういうマネジメント層の怠慢とか不勉強とかそういったものに対して抱く、ある種の嫌悪感だと思ってる。


かといって僕も、文句だけを言うつもりはなく、必ず僕に割り当てようと考えているタスク群と工数や期日を聞くようにしている。


僕は、量が多かろうが少なかろうが、定時内に終わらすことに常に全力を尽くすよう心がけてる。
もちろんはみだせば残業するけど、案外全力を尽くすと時間内にたいていのことは終わる。
だからあまり稼動を上げずに帰る。


まわりの人が忙しそうなら、さらにタスクを流してもらってりもするけど、そもそもその人たちの忙しさは単に期日を聞いていなくて何となく残ってやっている、ということもよくある。


けれど、マネジメント層には不満らしい。
長時間働かないと不満らしい。


プロジェクトには必ず1つは山場がある。僕はそのときスパートするよ。
付き合いの残業はまっぴらだ。


定時ぴったりで帰るという意味じゃないよ。
もちろん雑談してから帰るときもある。


でもダラダラ仕事するつもりなんてない。


僕はレベルが低いエンジニアなんだ。
継続して勉強していかないと、いつ仕事がなくなるかわからない。
早く帰れるときは帰って、コードを書いたり本を読んだりするんだ。


僕の仕事は「エンジニアであること」なんだ。
現場に来て座っているときだけが仕事だと思ってるつもりはないよ。