ついにScalaの日本語本が出ました。
Jolt Awardにノミネートされた本です。
Scalaスケーラブルプログラミング[コンセプト&コーディング] (Programming in Scala)
- 作者: Martin Odersky,Lex Spoon、Bill Venners,羽生田栄一,長尾高弘
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2009/08/21
- メディア: 単行本
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監訳も早くからScalaを推していた豆蔵の羽生田さんなので信頼できます。
個人的にもScalaにはすごく注目しています。
言語にここまで注目するのはScalaが初めてです。
昨今、Javaを初めとする静的言語の面倒さが槍玉に挙げられています。
そこでRubyなど動的言語が台頭してきたわけですが、それにはそれで別のデメリットがあるわけです。
動的言語にもメリットが多くあり、活躍するフィールドは多岐にわたるわけですが、今まで静的言語を必要としたすべてのフィールドで置き換わるわけではありません。
型を指定するのは面倒だから、型を指定するのやめよう!では、問題をひっくり返して解決策にしているだけで、別の問題を引き起こすということです。
適材適所を考えれば、静的言語を必要とするフィールドがあるわけです。
Scalaは優れた型推論によってある程度の面倒さを軽減しています。
しかもオブジェクト指向と関数型のハイブリッド言語です。
QConでも海外エンジニアがScalaはおもしろい存在と言ってました。
Javaコミュニティでも話題にしていきたいですね。