Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

「自分を疑う」ことから始めよう

技術的に疎い、マネージャやエンジニアがよく口にする言葉がある。


「〇〇が動かないんですけど」


もちろん、バグの場合もあるし、そもそも論で環境差異がないようにCIしろよ、ってのもあるんだけど、
何かしら自分の設定がおかしかった、ということがよくある。


原因がわかって、「ごめんごめん」で終わるのかもしれないけど、
僕は、このやり取りにはいつも違和感を覚える。


なぜ、「自分を疑う」ことから始めないのだろうか、と。


何かうまくいかない、そのとき、すぐに「これはおかしい」と思うのではなく、

自分の環境で何か足りないことがあるのではないか、と疑うことから始めるべきなんだ。

多忙なマネージャにはそうする時間はないかもしれない。

でも、このスタート地点に一度立っていれば、前述の聞き方にはならない。

「何か設定が足りないみたいだけど、ちょっと調べる時間がなくて、手伝ってほしい」

といった風になるはずだ。


エンジニアなら、ここから、いくつかのことは調査するだろう。

そして、聞く時点では、「これとこれとは、確認した|試したんですが、うまく動かない」と伝える。確認したこと、調べたこと、試したことを列挙しておいて、伝えられるようにしておく。

そうすれば、聞かれた側も納得できる。


プロジェクトマネージャもエンジニアも、地位の高低があるわけじゃない。ただ役割が異なるだけだ。プロフェッショナルであることはみな同じ。

誰しも「自分を疑う」ことから始めれば、もっと円滑なコミュニケーションになると思うな。