懇親会
終了後そのままおやつと飲み物で簡素な懇親会にしました。ごみは各自で手提げごみ袋に入れて持ち帰るスタイルです。運営としてはみなさんの協力で非常に助かりました…なぜなら、当日参加、当日キャンセルOKにすると、事前調査より12,3名減だったのです…当日キャンセルの数を確認しておくべきでした。運営としての僕のミスです。
個装のお菓子にしていたので持ち帰りやすく、余った飲み物と合わせてみなさんで買い取る形にしていただけて、費用は問題ありませんでした。本当にありがとうございます。会費が1000円だったので、10000円ほど赤字になるところでした。
ヒヤリ!開催危機!?
またトラブルで部屋が開場時間に開いておらず、参加者のみなさんにはご心配をおかけしました。運営も50人規模の代替会場を探しつつ、いろんな知人に電話をしたりと、非常に心拍数と血圧が上がりましたw 最終的には15分遅れで開始でき、ホッとしました。みなさんも詳しい状況がわからず不安があったかと思いますが、穏やかにお待ちいただいて感謝です。
当日の様子
overview & announcements(日本オラクル 伊藤敬さん)
JavaOneとはを説明していただき、とくにJavaのリリースサイクル変更についてオラクルの視点から説明いただけました。情報が錯綜しているのでしっかり理解でき、リリースサイクルについて整理できました!
HeapStatsとProject Jigsaw(NTT 久保田さん)
Duke's Choice Awardを受賞したHeapStatsの紹介に始まり、Jigsawの丁寧な説明!Moduleが初めての方にとても役立つ内容でした!
www.slideshare.net
Moduleについてさらに深く知りたい方はこの本がオススメです。
Java 9 Modularity: Patterns and Practices for Developing Maintainable Applications
- 作者: Sander Mak,Paul Bakker
- 出版社/メーカー: O'Reilly Media
- 発売日: 2017/09/07
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
私も2/3ほど読んでいますが、とてもまとまっている良い本です。あのJavaチーフアーキテクト、Mark Reinholdさんもレコメンド!
Recommended! #jigsaw #jdk9 #java9 https://t.co/rFMw6VOp0Z https://t.co/uIKPvIFcgb
— Mark Reinhold (@mreinhold) 2017年9月12日
翻訳
個人的にはこの本をぜひ日本語訳したいです。もしどなたにも決まっていなければ、ぜひやらせてください!!
私の翻訳活動は(すばやくする荒い翻訳ですが)こちらです。
https://www.infoq.com/jp/profile/%E9%98%AA%E7%94%B0-%E6%B5%A9%E4%B8%80
「3年目のJavaOneぐらい大目にみてよ」(SRA 佐々木さん)
JavaOneで行ったセッション内容の紹介と、英語注文の悪戦苦闘のお話です!
JavaOne2017報告会大阪.pptx - Microsoft PowerPoint Online
私は佐々木さんのセッションスタイルが好きです。ウィットに富む感じです。報告会の構成として、そういう特徴がある佐々木さんのセッションを折り返し地点で入れるよう考えてみました。
JavaOneで感じたJavaの今とこれから(LINE きしださん)
JavaOne全体のことと、とくにFn Projectに焦点を当てて説明いただき、デモも豊富でした。
1つああ!そういうことかという目からウロコの納得感が得られました。今までJVMの起動時間の遅さがサーバレスにおけるJavaの障害になっていましたが、モジュール化によるカスタムJRE(全部入りより小さくできる)とAoT(事前コンパイル)での速度向上と、Fnという実行環境もあり、今後かなりこの課題は改善が進むだろう、ということです。
Intel's Persistent Memory in Java Platform(立命館大学/OpenJDKコミッタ 吉田さん)
Intelが現在進めているPersistent MemoryとそれをJavaから扱うAPIについてです。デモはJShellで!ハードウェアとソフトウェアは相互に影響を与え合うわけで、今後が楽しみな技術です。
私の発表
www.slideshare.net
3回目のJavaOne参加ですが、JVM関連のセッションに行くことがほとんどです。Graalという単語があるセッションはすべて出ましたが、AoTの話が多くそれほど目新しいことはなかったです。OpenJ9もほぼ出ました。パフォーマンス関連が多く、内部構造などはDevoxxUSでのセッションの方が多く話されていました。
なので、JavaOneで聴いた内容そのものというより、今まで聴いたいろんなものをまとめた私の理解という内容にしました。J9のDDRは以前聴いてから初めて実際に試してみたので、かなり試行錯誤でした。楽しいです!
来年のJavaOneは
2018/10/28(日)〜11/1(木)です。ご連絡いただければ渡航やホテル、JavaOneパスの購入などアドバイスできますし、実際に向こうでもイベントなどお誘いできます。ぜひ行きましょう!!