まだProposalなので、正式決定ではありません。
2018年3月リリースのJavaが10、18年9月が11と半年ごとのリリースでインクリメントしていく。
Javaのチーフアーキテクトである、Mark Reinholdさんがツイートしています。
Proposal: Newer version-string scheme for the Java SE Platform and the JDK: https://t.co/vy2FcCb57n #jdk #openjdk #java
— Mark Reinhold (@mreinhold) 2017年11月2日
こちらがMarkさんが書いた提案です。OpenJDKのMLです。
Proposal: Newer version-string scheme for the Java SE Platform and the JDK http://mail.openjdk.java.net/pipermail/jdk-dev/2017-November/000089.html
$FEATURE.$INTERIM.$UPDATE.$EMERG
の形式です。
$FEATUREがリリースカウンタ、先ほどの半年ごとにインクリメントする値です。
$INTERIMがバグフィックスや拡張ですが、互換性のない変更や機能の削除、標準APIの変更はありません。$FEATUREが変わると0に戻ります。
$UPDATEは3ヶ月ごとのアップデートです。セキュリティ問題やリグレッション、新機能でのバグのフィックスで互換性がある更新です。1,4,7,10月にあります。つまり、2018年4月がJava 10リリース後の最初の$UPDATEです。このときに10.0.1となります。
$EMERGは緊急リリースです。
具体例
Markさんの文面ではこのようになるようです。
JDK 10.0.1のビルド番号が13なら…
$ java --version openjdk 10.0.1 2018-04-19 OpenJDK Runtime Environment (build 10.0.1+13) OpenJDK 64-Bit Server VM (build 10.0.1+13, mixed mode)
JDK 11のビルド番号42、LTSリリースなら…
$ java --version openjdk 11 2018-09-20 LTS OpenJDK Runtime Environment (build 11+42-lts) OpenJDK 64-Bit Server VM (build 11+42-lts, mixed mode)
最後に、これはあくまでもMarkさんの提案という段階ですので、正式決定までに変更がある可能性があります。この提案に対する返答もまとめ、1週間ほどでJEPのドラフトとなる予定です。