Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

Oracle Code One 2018参加記: 登壇編

Oracle Code Oneは、JavaOneとして2017年まで開催されていたものを、リブランドしたカンファレンスです。

www.sakatakoichi.com

2018/10/22〜25までの4日間、USサンフランシスコのモスコーンコンベンションセンターで開催されました。このブログでは、時系列ではなく、トピックごとに書きます。私は、JavaOneには2015年から参加していましたので、通算4回目になりました。

さて、今回のCode Oneで、私にとって一番のイベントは、自分自身の登壇でした。JavaOne時代から数回目にして、セッションプロポーザルが採択されたのです!"Bytecode Manipulation with a Java Agent and Byte Buddy"というタイトルで、Birds of a Feather (BOF) セッションをしました。BOFは、通常のカンファレンスセッションと異なり、夜にあります。会場の雰囲気もリラックスしたものとなり、人数も100名まで行くことはないと思います。そして、セッション録画もありません(カンファレンスセッションは録画されます)。

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2日目の夜19時半、登壇です。

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英語登壇は、回数で言えば2回目です。でも、1回目は15分のセッション、今回は45分です。自分自身にとっては、難易度が跳ね上がったように感じていました。

参加者は、30名ほどでした。BOFとしては多い方のように思います。ただ、応援していただいた日本の方々が、10名ほど含まれますけれども。

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5分ほど進んだところで、頭の中から英文が飛びました。生まれて始めて、パワーポイントのノートを使い、スクリプトを書いており、以降はかなりそれを見ながら、読み上げるような感じになってしまいました。これでは、あまり聴衆の方に顔を向けられないので、よくなかったです。

何とか、最後まで話し終えました。でも、ここから質疑応答!やはり、質問がありました。ややしどろもどろになりながらも、答えていけました。質問は、合計3つでした!

「実は、長い英語プレゼンは、初めてなんだ」とプレゼンの最後に言ったところ、終わった後に、海外の方が「君の英語の発音はよかったよ。それだけ言いに来たんだ。」と言ってくれました!真偽はさておき、海外の方は、こうしてチャレンジをした時、温かい声をかけてくれる方が、よくいらっしゃいます。とてもうれしかったです。また、日本の方でUSで働いている方からも、声をかけていただきました。

このセッションのスライドは、こちらです。

www.slideshare.net

感想

もちろん、発音や文法、語彙もとても重要です。ただ、プレゼンテーションという観点からは、これらが"悪くはない"レベルまでいけば、いかにドバドバっと、止まらず話せるかが大事だな、と個人的に感じました。第2言語としての英語は、必ず母国語の影響を受けます。つまり、訛ります。聞く人に癖を掴んでもらえれば伝わる、というレベルなら、あとは大きな声で、続けて話していければ、プレゼンテーションとして十分合格だろう、ということです。

インドや中国からのスピーカーの方のセッションも聴きました。もちろん、母国語の影響があります(スラスラと、途切れず話すので、私のレベルとは桁違いですが)。ただ、そこが焦点ではない、ということですね。

日本語ネイティブとして、私の最終目標は、まさにこのレベルで話すこと(しかし、それは遥か遠くでもある)だな、と改めて実感しました。

謝辞

スライドをレビューしていただいた、さくらばさん(@skrb)、伊藤さん(@itohiro73)、きつねさん(@shinyafox)、本当にありがとうございました。

とくに、さくらばさんには、スライドのみならず、プレゼンテーションの構成そのものにも、根本的なところからアドバイスをいただいた上、US到着日にプレゼンテーションの練習にまで付き合っていただきました。時間、労力など多大なリソースを使っていただくこととなり、感謝しかありません。さくらばさんからは、厳しいコメントをたくさんいただいたのですが、それらがすべて質の向上につながりました。その後、おいしい食事をご馳走になり、とてもうれしかったです。