JARファイルをダウンロードする
TestNGのサイトにいきます。
メニューから「Download」を選びます。
「download TestNG here.」のリンクを押すと最新のJARファイルをダウンロードできます。
ダウンロードしたzipファイルを解凍します。
解凍したディレクトリの直下にある「testng-X.X-jdkXX.jar」をクラスパスに追加します。
2種類ありますが、JDKのバージョンに合わせて選択してください。
JDK1.4の場合
「testng-X.X-jdk14.jar」をクラスパスに追加します。
eclipseプラグインを利用する
アップデートサイトを利用してプラグインをインストールします。
eclipse3.4以降なら、ヘルプ(Help)→ソフトウェアアップデート(Software Updates...)を選択します。
利用できるソフトウェア(Available Software)を選択します。
サイトを追加(Add Site)で「http://beust.com/eclipse」を入力し、OKを押します。
ソフトウェアアップデートの画面に新たに「http://beust.com/eclipse」が表示されます。
それにチェックを入れてインストール(Install)を押します。
あとは表示される画面にOKを押してそのまま進めます。
これでeclipseプラグインのインストールは完了です。
テストを作成する
普通のJavaクラスを作成します。継承やインタフェースの実装は必要ありません。クラス名も任意です。
メソッドを作成します。必ず修飾子はpublic、戻り値はvoidにします。メソッド名は任意です。
「org.testng.annotations.Test」クラスをインポートします。Testはアノテーションクラスです。
作成したメソッド(テストメソッド)に@Testアノテーションをつけます。
@Test public void verifySample() { // describe your test program... }
@Testをつけることで、TestNGはそのメソッドをテストメソッドと認識し、テストを実行してくれます。
実行結果を検証する
実行結果が正しいかどうか検証するには、「org.testng.Assert」クラスを利用します。これはJUnitのAssertと同じ役割です。
「org.testng.Assert」クラスのassertXXX()メソッドを利用して検証します。assertXXX()メソッドはすべてstaticメソッドなので、JDK5.0以降であればstaticインポートを利用するとよいです。
import static org.testng.Assert.assertEquals;
assertXXX()には主に4つの種類があります。
メソッド名 | 役割 |
---|---|
assertEquals(実行した結果, 期待する結果) | 実行した結果が期待する結果と同じか比較する |
assertNull(実行した結果) | 実行した結果がnullか比較する |
assertSame(実行した結果, 期待する結果) | 実行した結果が期待する結果と同じインスタンスか比較する |
assertTrue(実行した結果) | 実行した結果がtrueか比較する |
assertEquals()とassertSame()の違いは1つだけです。
assertEquals()は同じかどうかを、equals()メソッドを使って比較します。equals()メソッドはJavaのすべてのクラスのスーパークラスであるObjectクラスに定義されているメソッドです。
assertSame()は同じインスタンスかどうかを比較します。「==」を使って比較するのと同じです。
assertXXXには、比較した結果が違っていたときに、任意のメッセージを表示させることができます。上記の表の引数にプラスString型の引数があるメソッドがあります。
たとえば、assertEquals(実行した結果, 期待する結果, メッセージ)のような形です。
ほかにもassertNotNull(),assertNotSame(),assertFalse()がありますが、上記の表にあるメソッドの意味を反転させただけのものです。