Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

Webには夢がある

GoogleSatTrackというGoogleMapに国際宇宙ステーションの位置を表示するサイトを作ったら、
NASAから打ち上げの観覧を招待されたという、夢のような話があった。

そして今、僕の手元にNASAからの手紙がある。

封筒を開くとき手が震えた。書かれていた"National Aeronautics and Space Administration cordially invited you..." の文字を見て泣いた。なぜだかよくわからない。しばらく涙が止まらなかった。

僕が何をした?何も特別なことなんかしてない。大好きなものを、大好きだといっていただけだ。自分が見てみたいと思ったものを作っただけだよ。なのに世界中にそれを気に入ってくれる人がいて、沢山の人がCoolとかGreatとか言っていて... 挙句の果てに子供の頃から夢にまで見たかの地から招待状が届いた。こんなことがあっていいんだろうか?

Garbage Collection(2008-05-23)


Webがなければ、Webがなかった時代なら、こんなことは考えられなかった。
個人で何かを簡単に世界に表現できる時代。それを生んだWeb。


僕がWebを、そしてそれを支えるテクノロジを好きなのはこんな理由なのかもしれない。


好きなことをやろう。好きなことをやり続けよう。
改めてそう思った。


もし好きなことがお金を生まないものなら、生きていくために別のことも同時にすればいい。
お金持ちにはなれないけど、今の時代なら生活できるくらいのお金を稼ぐことはそれほど難しくない。


やりたくないことのために人生の大半を使うことだけはしないでおこう。
きっと定年退職したとたん、今まで何をやっていたんだろうという会社人間の話のようになってしまうから。


僕には寝食を忘れて熱中できる、というほどのものはまだない。
だけど、やっていて苦にならないことというのはいくつかある。
そして、やりたくないということもいくつかあるし、やりたくないかどうかは感覚で判断できる。


短絡的にやりたくないからやらないと判断する気はないけど、
やりたいことがあるのにそれに時間を使えないという状況を長期間作ってしまうようであれば、
人生の優先順位をきちんと守るようにしよう。