今後のJavaのサポートとアップデートに関して、世界のJavaチャンピオン数十名が執筆したJava is Still Freeというドキュメントを、日本のJavaコミュニティメンバーで翻訳しました。翻訳したドキュメントはこちらです。
簡約バージョンと詳細バージョンがあります。目的に合わせて、バージョンを選んでいただければと思います。
たとえばこういった内容があります。
- 有償のOracle JDKとGPLv2 + Classpath ExceptionライセンスのOpenJDKの違い
- Java 8とJava 11(LTS)それぞれに対して提供される各JDKプロバイダのサービス
日本だけでなく、海外でも同様に、今回のJavaのリリースサイクルとOracle JDKの変更について、混乱があるようです。
背景
JavaチャンピオンメーリングリストにJava is Still Freeのことが投稿されていました。JavaチャンピオンであるAndres Almirayさんから「日本のメンバーで日本語に翻訳しない?今ポルトガル語とスペイン語に翻訳しているよ。」と、アンカンファレンスJOnsen参加者に連絡がありました。
そこで、JOnsenに参加した、日本のJavaコミュニティメンバーの何名かで翻訳をしました。
オリジナルのドキュメント、翻訳したドキュメントともJavaコミュニティのボランティアワークとなっています。なお、1次翻訳は私が担当しましたので、誤りや読みづらさがあれば、完全に私の力量不足です。
謝辞
レビューをしていただいた、Javaチャンピオンのさくらばさん、OpenJDKコミッタのきつねさん、プログラマ兼テクニカルライターの杉山さん、ありがとうございました!杉山さんは、技術評論社のサイトに書かれた【GlassFish勉強会レポート】各JDKベンダの動向を知ってJava 11に備えようでもJava is Still Freeに触れておられます。
3人の方のレビューコメントは、用語のバックグラウンドを解説していただいたり、文法や構文を例を上げて説明していただいたりと、とてもわかりやすいものでした。さくらばさんは、豊富な英語構文知識に加え、そこから違和感のない日本語表現へと変換する過程をびっしり書いていただき、私自身学びとなりました。3人の方々、お忙しい中お時間を割いていただき、本当にありがとうございます。