Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

JavaOne 2017 0日目〜1日目 #JavaOne #j1jp

10/1-5までサンフランシスコで開催される、JavaOne 2017に参加しています。

1日目はコミュニティセッション、Java User Group (JUG)やJCPのセッションです。本格的な技術セッションは2日目から5日目の昼過ぎまで、というのが例年の流れです。1日目は英語セッションに耳を慣らすくらいの気持ちで出て、疲労や時差ボケを取り除くことを重視しています。

そういうわけなので、技術の詳細なセッションはなかったのですが、日本から2人登壇されていました。NTTの久保田さんとFOLIOの横田さんです。久保田さんはJavaへ貢献する方法や意味を、ご自身のトラブルシューティング業務やOSSのツール作成を踏まえて話されました。久保田さんはなんと2連続登壇で、ロックスター開発者になるにはというセッションでご自身のキャリアを話されました。横田さんの方は私は聞けなかったのですが、WIT (Women in Technology) のLTセッションで、日本の女性コミュニティについて話されています。

久保田さんのセッションを聴いて

日本人が話すから、という理由ではなく、私の興味で選んだ結果久保田さんのセッションを2つとも聴きました。私自身とても勇気をもらいました。 もちろん内容からも勇気をもらいましたが、私は久保田さんのご活躍を知っていますので、特段新しい事実はありません。久保田さん、決して英語を流暢に話してはおられません。けれどもとても堂々と話されていて、聴衆もしっかり聴いていました。あとで聞きましたが、何十回も練習されたそうです。 自分の英語に自信はないが、数年後までにJavaOneでセッションをしたいと考えている私には、繰り返し練習をして本番を堂々とやりきればいい!という当たり前のことだけれど臆病になる事実を、改めて心に留めました。

もちろん前述のOSSツールは、昨年のDuke's Choice Award(Javaプロダクトの年間優秀賞のようなもの)を受賞していますし、久保田さん自身はOpenJDK Authorをされていますから、実績の裏付けからくる説得力というのも同時に感じました。ロックスターのセッションではJava界の有名人、世界最大のJUG"SOUJava"のBrunoさんらとの共同セッションで、Brunoさんから紹介されて久保田さんがトークを始めるところなんて、JUGリーダをやっている私には鳥肌モノでした。

以前から書いていますが、海外カンファレンスで日本から登壇している方を見ると、日本育ちでも海外で英語でセッションをすることは特別ではなく、できることだという意識がつきます。これはとても大きいことで、若いうちに来れば来るほど複利の効果でより強力になると思います。私は35歳で初めて来ました。もし20代、10代なら恩恵はもっと大きくなります。

招待制パーティー

夜は"AppDev Appetizers and Drinks"というパーティーに行ってきました。招待制のパーティーで、JUGに関わる人やJava Championたち、OracleJava関係者などが集まります。例年名前を変えながらも同じ場所Thirsty Beerです。

私も年々少しづつですが、海外エンジニアで知り合いができてきました。まわりの音も大きいのでうまく聞き取れませんし、アルコールが入り頭が鈍りますが、めちゃくちゃな文法でも大きな声で話し、会話自体はなんとかなっています。

0日目

今回はホテル到着後、空港で落ち合った日本の方たちと散歩に出かけました。2時間ほど日光を浴びて散歩することで、時差ボケを感じず1日目を乗り切れました!1人でホテルに入るととても眠気を感じ、またそこで寝てしまうと確実に時差ボケになるので、チェックインしたらすぐにホテルを出て体を動かす、これを来年以降も心がけます。