2022年10月18日から20日にかけて開催されたJavaOneに参加しました。17日にはJava Leaders Summitにも参加してきました。
開催場所がサンフランシスコからラスベガスへ
JavaOneは2017年が最後の開催となり、2018年からOracle Code Oneにリブランドしました。
JavaOne、Code Oneは長らくサンフランシスコ開催でしたが、2019年のCode Oneで次回2020年はラスベガス開催とアナウンスしました。しかし2020年、21年ともCOVID-19の影響で開催がなく、今回初めてラスベガスでの開催となりました。そしてCode OneではなくJavaOneを復活させるとオラクル社から発表がありました。こうして5年ぶりにJavaOneが開催されました。Oracle CloudWorld内の1カテゴリーという位置づけが近いかと思います。
私は2015年からJavaOne、Code Oneと毎年参加してきました。
今回はまだ復活の途中
3月中旬にJavaOne復活開催の発表がありました。Javaチャンピオンのメーリングリストでは、今回は準備期間が短く以前のときと同じようにはできないという文面もありました。Call for Paperも一般向けにはありませんでした*1。実際に参加した感じでも、キーノート参加者1000人いたかな?という印象です。セッション数もJavaOneカテゴリだけに絞ると143でした。以前のJavaOneでは400〜500ほどですので3分の1程度です。部屋は8つほどなので8トラック、他にハンズオンラボ用の部屋が2つほどでした。
こうした理由で魅力的なセッションは少なく、また初歩的な内容のセッションの割合も大きかったです。私が参加したセッションはどれも聴講者50人くらいだったように覚えています。展示ブースも見ている人は少なく、各社ブースの人は暇そうでした。JavaOneと比べて別の場所にあるCloudWorldの展示ブースはそれなりに人がいました。やはりJavaOne参加者が少ないのでしょうね。
それでもJavaOneは復活しました。来年も開催されると期待しています。今回よりしっかりとした準備となり、CfPもあってとなってくれればと思います。
気が早いですが来年のCloudWorldとJavaOneは9/18-21のようです!!場所はラスベガス、会場は数年契約と聞いたので同じくCaesar's Forumでしょう。 #j1jp pic.twitter.com/abXoXAizt4
— Koichi Sakata (じゅくちょー) (@jyukutyo) 2022年10月20日
来年のCloudWorldはラスベガスで9月18日から21日です。JavaOneが継続されれば同時開催となるでしょう。
キーノート発表
いくつか発表がありましたが、私にとって興味深かったのはGraalVM Community EditionのJavaコードをOpenJDKへ移すということでした。GraalVM JITコンパイラとネイティブイメージのコードが入ってきます。Java 17で"JEP 410: Remove the Experimental AOT and JIT Compiler"としてそれまで含んでいたこのJITコンパイラを削除したところだったんですが… 新たにネイティブイメージ部分が入るというのは多くのJava開発者にとっても関心があるところでしょう。OpenJDKのProject Leydenとどう関わるのかも気になります。
600億のJVMが動作しているそうです。
雑感
渡航
ラスベガスは日本から直行便がありません。乗り継ぎだと時間がかかりますね… 行きで13時間、帰りで15時間かかりました。私はシアトル経由でしたがロス経由、サンフランシスコ経由などいくつか選択肢があります。何度かシアトルを経由していますが、シアトルの入国審査官はなんでいつも意地悪な人なんだろう…
反面、空港についてからは楽です。会場近くのホテルなら車だと15分前後で着きます。タクシーは定額$27、加えて空港利用料とチップ、現金ではなくクレジットカードだとそれも料金追加なので$37というところでしょう。空港の出口すぐです。Uber、Lyftも使えます。こちらは利用する人が多い時間帯だと値段が高くなります。私が到着したときはホテルまで$30を超えていました。チップは払わないこともできるとはいえ少し払ったとするとほぼタクシーと同額です。こうしたライドシェアの乗り場はタクシー乗り場よりやや離れた場所にあります。到着時はタクシーを使いました。後部座席にクレジットカード読み取り機がありチップもそこで払えます。自分でパーセンテージを細かく入力することもできますが、メニューに"20%"とかあるのでそれを押しておきました(高い…)。
行きはシアトル到着がお昼前ですので、帰りの便はこの便が折り返すことになりお昼過ぎに出発します。スムーズに乗り継いで帰ろうとすると、シアトルだけでなくどこを経由してもお昼過ぎの折り返し便に乗ります。ということはラスベガスを朝早く発つ便に乗らなければなりません。私はラスベガス8時発でした。ロス経由の人は7時発のようでした。遅くとも1時間半前までに着いておく方が安全ですね。早朝Uberで行きましたが空港まで$19ほどでした。
ホテル
サンフランシスコよりも安いのはたしかです。一般的にカジノ街のホテルはカジノを利用してもらう前提もあり宿泊料は安いです*2。中心から外れるとガクッと安くなるようです。バスに乗る必要があるようなところはとくに安いそうです。私は会社からの指定もありかなり中心に近いところでした。
食事
Chipotle*3は何店舗もありました。In-N-Out Burgerも近くにあります。ラスベガス名物みたいなものはないように感じましたね… 今回はお肉をよく食べました。
これぞUSのステーキだ… 獣臭?わからないけと独特の匂いがした。肉を食べてる満足感がすごい。サーロインの部分よりヒレの所の方がやはりおいしかった。あまり柔らかくはない〜。USDA PRIME DRY-AGED T-BONE 26OZ at SMITH & WALLENSKY. pic.twitter.com/37xJECipKI
— Koichi Sakata (じゅくちょー) (@jyukutyo) 2022年10月18日
26oz = 737グラム。