こういう記事は大好き。
仕事は人生のすべてではない。
ただし、仕事は自己表現の一番大きな方法でもある。
つまりいかに短い時間で質の高い仕事をするかが重要であって、長時間働くことが仕事ではない。
それに一番大事なことを言うと、組織として本当に仕事の質とスピードを上げると残業をするなんて疲れきってできるわけがない。
難しいのは個人でこれをやろうとしてもできないってこと。。。
そしてシステム開発では哀しみが繰り返される。
午後6時以降の残業禁止は私が決めました。
仕事が人生のすべてのような考え方は健全ではないからです。
だいたい、社員が長時間労働に耐えることで製品のコスト競争力を上げるというのは、戦後の復興期の政策です。
これからの日本企業はインテレクチュアル・プロパティー(知的財産)やクリエーティビティーで差別化を図っていかなければなりません。
労働時間を延ばすというのは明らかに時代に逆行しています。
そうはいっても反発はありました。
それまで毎月100時間も残業してようやくこなしていた量を、6時までに終わらせられるはずがないというわけです。
しかし、アップルコンピュータ・ジャパン時代に残業ゼロを実現していた私には、それが可能だということや、そのために徹底的に無駄を排除し、スピードを上げ、密度を濃くすれば、延々と残業をしていたときよりむしろ、仕事の質は上がるということもわかっていました。
それに、ファストフード・ビジネスというのは、わずか0・5秒で食べるか食べないかを決めるお客さんを相手にしているのですから、時速300キロメートルのF1マシンを運転するスピード感がなければ、し烈な競争に勝ち続けることはできません。
それを社員に教えなければならないという思いもあったのです。
だから、絶対に無理だとは言わせませんでした。
サービス残業でいいと言っても認めません。
こっちは仕事の質とスピードを要求しているのですから。
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