2019/07/29-31に、JVM Language Summit(通称JVMLS)に参加しました。
期間中、メモのようなブログエントリを残しています。
今回、私にしては珍しく、カメラを持参して撮影したので、写真を使いながら補完していきます。
会場は、サンタクララのオラクルにあります。オラクル本社ではありません。その中にあるAuritoriumという場所です。
ここは、オラクルに買収される前に、サン・マイクロシステムズが購入しました。敷地内に歴史的建造物が多く、それを保存することが名言されています。元は、Agnews Developmental Centerという医療施設でした。
Auditoriumは、講堂やホールといった感じの意味です。これが、玄関です。写っているのは、きしださんです。
別方角から。
中は、まさに学校の講堂に似ていました。
JVMLSは、オラクルの方を合わせても、参加者は200名前後という、とても小さなカンファレンスです。日本からは私を含めて5名でした。
隣に座ったおじいさんと自己紹介すると、「サンの頃、Javaコンパイラを作ってて、今はマイクロソフトでC#のコンパイラを作ってるんだ」と… そして、さくらばさんに「じゅくちょーの隣の人、2大巨頭だったNeal Gafterですよ!」と教えてもらった。これがJVMLS。超人たちが普通に横にいる。
— Koichi Sakata (じゅくちょー) (@jyukutyo) 2019年7月29日
といったように、Java/JVMに関わるスターエンジニアが集まっています。もしこのカンファレンスで何かが起こってしまったならば、Javaの進化が10年遅れるのでは、と想像してしまうほどです。
ワークショップの時間があります。このワークショップは、英語で議論しまくるわけではなく、どちらかというと題目に対する長めの質疑応答といった感じです。普通にBrain Goetzさんがこの距離です。
先ほどのホールと、2階のこの部屋の2つで、別々のトピックをワークショップで扱います。セッションは1トラックしかないので、ホールで行うものだけです。
今回のお土産は、JVMLS Tシャツでした。Project Loomですので、Loom(織機)で、DukeがThread(糸)を織っています。
あともう1つ、タペストリーを展示していました。
Bespoken blanket for project loom pic.twitter.com/D2LgkkBA47
— Aki / Logico (@Logico_jp) 2019年7月29日
なんとこれ、参加者は住所を連絡すると、家に送ってくれるそうです。しかもinternational shippingもOKだそうです。私も住所を連絡しました。家宝にします。
JVMLSの魅力
Java/JVMでは、唯一無二のイベントだと思います。まず、商業的要素が一切ありません。純粋に技術的要素だけです。セッションに当たり外れは多少ありますが、Java/JVM技術だけを楽しめるイベントは、ほかにありません。人数も少ないので、登壇者と参加者の区切りがあまりなく、(扱われている技術的レベルの高さを除くと)質問もしやすい環境です。私は、来年以降もよほどのことがない限り、参加し続けます。
また、JVMLSの3日間に続けて、OpenJDK Commiter's Workshop(OCW)が2日あります。私は今年参加しませんでしたが、OpenJDKへのコントリビュートを形に残し、すぐに英語力をさらに向上させて、1,2年のうちにCommiter's Workshopにも参加したいです。
今日のJVMLSおわったーの @jyukutyo pic.twitter.com/b8ngkBQBw3
— きしだൠ(K8S(Kishidades)) (@kis) 2019年7月30日