Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

JVM Language Summit 2019に参加しました: 3日目:最終日 #jvmls_jp

JVM Language Summit (JVMLS) 2019の3日目、最終日が終わりました。

1日目はこちら。 www.sakatakoichi.com

2日目はこちら。 www.sakatakoichi.com

3日目は、半日しかなく、しかもJava系のセッションはNullnessのものだけでした(要するに、どのセッションもnot for meだった)。

個人的なこと

今回のJVMLSでの3日間で自覚したのが、自分自身の技術的興味の範囲が相当狭い(狭まってきている)、ということでした。もちろん業務で必要なことは、必要とわかった時点で学んでいきますし、それは苦ではありません。ただ、プライベートなリソースを使い、探求したいと感じるものが、JVMの内部だけになっています。

その観点では、JVMLSは今後とも毎回必ず参加したいイベントです。私は、今までいくつかのディベロッパーカンファレンスに参加してきました。

  • JavaOne 2015, 2016, 2017
  • DevoxxUS 2017
  • Jfokus 2017 (VM Tech Summit含む)
  • Oracle Code One 2018
  • DevNexus 2019

ディベロッパーカンファレンスは、どれももちろん楽しいです(技術的な意味でも、お祭り的な意味でも)。ただ、参加を重ねるうちに、自分自身の変化もあり、技術的な部分での満足感が少し減った感じがしていました。2017年にVM Tech Summitに参加したとき、自分が前のめりになれたこともあり、とても私のようなレベルのエンジニアが参加するものではないだろうと思っていたJVMLSに、昨年意を決して参加しました。結果、とても楽しむことができ、そして今回もとても楽しめました。

この興味の狭さは、とくに普段の仕事の観点からは、あまりメリットをもたらさないように感じていますが、これが自分なのでしょうがないな、とも思っています。もともと不器用な人間でもあり、理解や習得にとても長い時間がかかるので、10年スパンで、これからもJVMを探求していきます。

ここで伝えたいなと考えていることは、自分のようなレベルでは、とある種勝手に壁を作ってしまうのではなく、まず全力で飛び込んでみるのが、やはり一番いい、ということです。技術コミュニティに参加するなんて、登壇するなんて、海外のカンファレンスなんて、英語で登壇するなんて、となっても、まずは具体的な日程で行ってみる、やってみると決断して、それに向けて全力で準備するのがよい、ということを伝えたいです。事が終わったとき、なぜもっと前からこれをしていなかったんだろう、というくらいになります。

私も、たくさんの後悔のようなものがあります。海外カンファレンスに初参加したのは、35歳でした。もっと早くから行きたかった… 英語を"話す"ことに意識を向け始めたのも、そのころからでした。もしもっと早く意識していたら、家族を持つ前であれば数ヶ月語学留学をしたりして、習得スピードを早められたのでは、などといった感じです。

人生、やれるときにやっておく、行けるときに行っておく、というのは、とても大切なことなんだな、との思いを強めています。

JVMLSのセッション録画とレポートイベント

JVMLSのセッションはすべて録画されており、現時点でほぼすべてのセッション録画が公開されています!

JVM Language Summit 2019 - YouTube

また、カンファレンス参加者によるJVMLS報告会イベントもあります。東京、大阪、福岡の3都市で開催します。私は、大阪と福岡のイベントに参加します。

都市 日時
東京 8/9(金)19時
大阪 8/23(金)19時
福岡 8/30(金)19時

connpass.com

kanjava.connpass.com

javaq.connpass.com

ぜひご参加ください!