Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

work

ソフト開発の生産性は新メンバーの生産性と足手まとい率によって変わる

「要員を増やす」ことにどんなトレードオフがあるか、しっかり理解しとかないと。 メリットがデメリットを上回るとそのときに限り、要員は増やすこと。 ご存知のようにブルックスの法則とは「遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加はさらに遅らせ…

管理者とは

システム開発の仕事は、「自ら考える」ことが必要な仕事です。自発的に工夫したり、考えたりしながら作業を進めているSEにとって、単なる作業マシーンの役目を指示されることは、とても苦痛なのではないでしょうか。 キャリア・働き方を考えるブログ: 第3回 …

「下流から見たIT業界」がおもしろい

下流から見たIT業界: SEとPG、どっちが頭がいい?(2) 例えば企業の会計システムを作るとします。その設計に携わって企業の会計を知ることができるようなSEがどれだけいるでしょう。会計の知識はそんな甘いものではありません。 下流から見たIT業界: SEとPG…

まつもとさんに禿同

まつもとさんのセッションのレポートがあった。 http://gihyo.jp/news/report/01/pasonaconf2008/0004 自分で考えていたこととスゴく同じで、安堵した。 楽しい仕事をしたかったら,自分はどんな仕事をしていたら楽しいのかということを把握してないといけな…

悪魔の質問:「1日何キロライン書ける?」

マネージャやリーダーからプロジェクトの初期に質問されることがある。 「1日に何キロライン書ける?」と。。。 この質問をされたら、そのプロジェクトにおけるマネージメントはよくない可能性が高い。 キロラインというのは1000行ということで、「1日に何千…

コミュニティがどうして仕事を楽しむことにつながるのかわからないと言われて

僕は人見知りが激しくて、コミュニティはまだまだ参加だけって感じでもあるんだけど。 「エンジニアとしての楽しさを思い出させてくれる」のがコミュニティだと思う。 「刺激」と言い換えてもいいかもしれない。 たしかにコミュニティに参加したからって、プ…

なぜ重要なことが部下に伝わらないのか

「何回も言ってるのに!」って僕もよく思ってしまうなあ。 でもたしかに講師をやるときは、同じメッセージを何度も伝えてる気がする。 プロジェクトでも同じ心構えを持たないといけないな。 「重要なことを伝える重要なポイント」とは、 * あなたはそのメッ…

「プログラミングができる」と言える基準って?

何ができたら「プログラミングができる」と言っていいんだろう? 正直、僕は自分がプログラミングができると思ったことはない。 もちろん仕事関係の場では「できる」と答えているし、プロジェクトでは頼られることもあるのは事実だ。 それでも本心からプログ…

Windowsに戻れません

Macをメインマシンにして2ヶ月。 Wordマクロを作成する作業を受けて、さすがにParallesではやりづらいだろうと Bootcampで立ち上げたが、もうWindowsの操作ができなくなってる。

パッチやべぇ

えー恥ずかしいことに今までパッチを当てたことがありませんでした。 初めてパッチファイルをもらいました。 eclipseだとTeam -> Apply Patchでパッチ適用できます。 スゲーなパッチ。便利やなパッチ。 俺はこんなことも知らないのか。。。でも今日でできる…

米国の方がキャズムを超えるのが早いの?

僕はクリスタル・マイヤーズというアメリカのポップ歌手が好きなんだけど、 ひさしぶりに公式サイトを観てビックリ。 まあアメリカだからMySpaceに歌手がプロモしてるのは当然として、 なんとTwitterしてる。FaceBookもある。 Welcome To KrystalMeyers.com …

エンジニアのすべてを現場に求めてしまうと

エンジニアとしてのすべてを現場であるプロジェクトに求めてしまうと、 社会人としてつぶれてしまうな。エンジニアを楽しめないな。 これは何も特殊な話ではなくて。 1つのことにすべてを求めてしまうとダメになった経験は人間あるもんだ。 たとえば彼氏彼女…

徹夜は恥だ

特に幼子を抱える父親の役割を果たさなくてはならない人間にとって、「何週間にも渡って週末の予定がまったく立たない」、とか、「プロジェクトが終わりさえすれば、ゆっくり休めばよい」という安易な妥協は相容れないものがあります。 cpainvestor.com | 超…

人を評価する基準は「貢献」だ

何を評価するか 僕も人を評価する立場になって、いつも頭を悩ませてる。 けど、人生の経験も少し得たからか以前よりも「はっきりとした形がないもの」を重視するようになった。 自分が評価される側であったとき、どんな資格を取ったとか、いいコードを書ける…

「意味ない」って言うのやめないか

こういうのは日本だけ?何かをやっている人に「意味ない」って言うの。 エンジニアになって一番そういうの言われたのは「資格なんてとっても意味ない」って言葉。 たしかに資格を取ったからって何かが変わるわけじゃない。「資格の有無」に意味があるわけじ…

同僚が@ITに「Morph AppSpace」の記事を書きました

Java/GrailsのWebアプリを無料クラウド環境で動かす (1/3) - @IT via kwout 単純にいうとアプリのインフラサービスみたいな。 例としてGrailsのアプリをデプロイするので、Grailsの簡単な導入にもなっています。 よろしくお願いします!

開発マネージャのためのブログ100選

Top 100 Blogs for Development Managers (Q3 2008) - Agile Management | NOOP.NL 1位はやっぱり「Joel on Software」ですね。ポール・グレアムやファウラーのBlikiといったところもトップ10です。 順位は、ページランクやテクノラティ、アレクサとコメント…

モウリーニョに学ぶマネージャ論

タイトルはやたら釣りっぽいけど、かなり真剣。 もう何年も考えてたから。 モウリーニョは知ってる人も多いと思うけど、サッカーの監督。元ポルト、チェルシーの監督で、現インテルの監督。2回チャンピオンズリーグ(CL)で優勝してる。45歳にして異なるチーム…

テストコードは違う言語がいい

個人的にはエンタープライズなシステムはJavaを始めとする静的言語が適切だと思ってるけど、テストコードまでJavaで書く必要はないんじゃないか。 テストコードというのはその対象(メソッドとか機能)の第1のクライアントだ。 つまり、使う側であって使われる…

同僚が@ITにJBoss Seamの記事を書きました

会社の同僚が@ITにJBoss Seamの記事を書きました。 Webの上のポジョをステートフルにつなぐJBoss Seam (1/3) - @IT via kwout よかったらみなさん読んでみてください。 @ITなので、内容はあまり技術的な動向を知らないって人を意識したものになってます。 EJ…

Googleの人材吸収力

「全員がスーパースターじゃなくていい。それぞれに頑張れば、尊重されるし尊敬もされる」 自分の意見にスーパースターが耳を傾け、アドバイスしてくれる体験を重ねた。 「自分が面白いと思っていることをやっている人が、一番面白いものを作る」という考え…

じっと座っていてもシステムは作れない

散歩に行ってはいけない? どうして業務中に散歩に行けないんだろう?という疑問から考えてみた。 僕は協力会社としていろいろな会社のプロジェクトに参画している。 でも、いまだかつて散歩に行けたプロジェクトはない。 10分散歩していいですかと聞いてOK…

Google Test Automation Conference

さっきのTestNGの動画で知ったばかりだけど、どうやらGoogleは毎年Google Test Automation Conferenceというのをやってる。 Google Testing Blog: Call for Attendance: GTAC 2008 今年はシアトルで10/23,24にやるみたい。 TestNGの動画は去年のもので、資料…

ひらめきは魔法じゃなく技術の蓄積だって

コレ読んでる。 イノベーションの神話作者: Scott Berkun,村上雅章出版社/メーカー: オライリー・ジャパン発売日: 2007/10/29メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 177回この商品を含むブログ (64件) を見る まだ途中だけど、めっちゃおもしろい。 ひさびさ…

はてな記法からSourceForgeのWiki記法に変換する

自分で作ってるライブラリの使い方とかこうやってはてなに書いてるんだけど、 プロジェクトWikiにまとめるときに、はてなとSourceForgeのWikiの記法に違いがあって変換に手間がかかる。 すべてうまく変換できないけど、主要なものは変換するスクリプトを書い…

後輩が「エンジニアの未来サミット」に行く

会社の後輩がエンジニアの未来サミットに行くと言ってきた。 素直にうれしい。 ついにそういう後輩ができたと思うとうれしくてたまらない。 仕事で行くわけじゃないので自費だ。 僕もデブサミに行ったとき、自費だった。 それでも、払った分は、いやそれ以上…

「失敗」への対策は「管理」じゃない

「失敗」を繰り返さないための対策は「管理」を強化することじゃない。 たとえば、プロジェクトにおいてあるメンバーのスケジュールが遅れていたことが後でわかった。 よくある対策としてはメンバーの進捗を「より」きちんと管理するという発想。 これが「管…

幸か不幸か、家でも技術を磨けてしまうこと

僕もソフトウェアエンジニアが他業種のエンジニアとちょっと違うなあと思ってたことがまさにこれだった。 例えば車作ってる人が板金や旋盤の技術を高めるというのは、日常業務とほぼ繋がっている上に、そもそも「会社でしか作業できない」という制約があった…

エンジニアとして大切な2つのこと

なんか最近思うエンジニアとして大切なこと。 仕事とプライベートに(厳密な)境界線を引かないこと 技術を楽しむこと 技術の勉強は業務時間内にやるべき!とかよい残業とは!みたいな話につながるけど、 厳密に境界線を引きたい人には(システム開発の)エンジ…

ソフトウェアエンジニアで(僕的に)今一番アツい人は。

ソフトウェアエンジニアで(僕的に)今一番アツい人は「Cédric Beust」。 もちろんエンジニアとしての僕に最も影響を与えたのはRod Johnsonに違いないけど、 なんかRodはまだまだJEE潰しにこだわってる感じがするのと、経営者というかシンボル的な動きが多くな…