Fight the Future

Java言語とJVM、そしてJavaエコシステム全般にまつわること

FOSDEM 2020 & Jfokus 2020に参加しました

fosdem.org

www.jfokus.se

FOSDEMはブリュッセル(ベルギー)、Jfokusはストックホルム(スウェーデン)です。Jfokusは、2年前2018年にも参加しました。

www.sakatakoichi.com

この2つのカンファレンスは、(あえて)日程がつながるようになっており、Javaを開発しているエンジニアがそれなりの割合で続けて参加します。

  • 2/1 Sat. - 2/2 Sun. FOSDEM
  • 2/3 Mon. - 2/5 Wed. Jfokus

FOSDEMでは、Javaのトラックは1日目だけであり、2日目(2/2)を途中で切り上げてベルギーからスウェーデンに移動するか、Jfokusの1日目(2/3)はワークショップデイでオプション選択のため、FOSDEMを2日間聞いて、Jfokusの1日目に同じく移動するという方法が取れます。私は前者で移動しました。なぜなら、Jfokusのワークショップデイには、VM Tech Summitという、ほぼJVM関連のディープな話を聞けるセッションがあるからです。むしろ、これが私の一番のメインといえるかもしれません。

FOSDEM

FOSDEMは、Javaのカンファレンスではなく、もともと'Open Source Developers’ European Meeting' (OSDEM)だった名前に、FreeのFをつけたものです。Javaのトラック(room)はこのような内容です。

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FOSDEM 2020 - Free Java devroom

各セッションは25分と短めですが、非常に内容が濃いです。ただ、お気づきでしょうか。昼食の時間がないのです!!私は、昼食は取らずに、最初のセッションから最後のセッションまで聞き続けました。どうも、いわゆる時差ボケが今回はひどく、(最終日まで悩まされるのですが)、終わった後はかなりヘロヘロでした。

Javaの部屋は1つしかなく、こんな様子です。朝イチのセッションは満席で、立ち見はほぼできないため、部屋に入れない人も多数いました。

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会場はブリュッセル自由大学、つまり大学の教室であるため、椅子は固く、また教室の端にしか通路はありません。つまり、部屋の外に出るのは、相当苦労します。しかも、セッション間の休憩時間は5分しかありません。人の入れ替わりは少ししかないため、身動きはほとんど取れませんでした。私は、最後までトイレに行かず、セッションを聞きました。

Jfokus

Jfokusは、JとあるようにJavaのカンファレンスです。びっくりしたのは、2年前と比べると、スウェーデンが全然寒くないこと!日本も暖冬ですが、スウェーデンも相当な暖冬でした。2年前はストックホルムの中心でも数センチ雪があり、朝はやや吹雪き、路面は凍結していました。今年は、雪も凍結もまったくありませんでした。

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こちらは、初日のVM Tech Summitです。やっぱり興味深かったです。いつかこういうところで話せるJVMエンジニアになりたいです。

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Jfokusのオープニングです。今年はスターウォーズをモチーフにしており、超ド派手で、すごく凝っていました(凝り過ぎとも言えるくらい)。

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参加者は2000人弱?のようです。休憩時間は、人でいっぱいになります。

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カンファレンスで出るランチは、このようにお皿で出てきます。温かくはないですけれど。座るところはないので、立食です。

Jfokusは、会場がストックホルム中央駅隣接くらいなので、非常に参加しやすいです。空港からこの駅までも、直通で20分で来れます。日本からストックホルムは、今回は直行便はありませんでしたが、今年2020年6月から、ANAが羽田 - ストックホルム直行便を就航するため、非常に行きやすいカンファレンスとなると思います。VM Tech Summitはややディープな内容ですが、通常のカンファレンスセッションは、初中級向けのものが多く、どなたが参加しても楽しめると思います。ぜひ来年、参加してみてください!